飽きる事のない理想の家

私は北海道に住む39歳男性です。12年前に家を新築しました。
当時、収入が少ない私が新築を建てるなんて考えた事もありませんでした。
親戚が家を建てて支払いができなくなり大変な思いをしたのを親から聞いていたので、大きな借金はしないよう心がけていました。
しかし、娘が生まれ何か心境の変化と申しますか「何か残したいな」と考えるようになりました。
そして妻と相談し小さいながらも家を新築する事が出来ました。
家は35坪で何の特徴もない昔ながらの普通の家です。かろうじてこだわったのは、寒い思いをしなくてすむように断熱材の厚さだけは吟味しました。
吹き抜けやアイランドキッチンなど魅力的な設備が流行っているなか、妻に我慢してもらい「飽きない家」を考える事にしました。
私も妻も実家は集合住宅で育ち一戸建てには強い憧れがありました。同級生が一戸建てに住んでいると、それだけで一目置いてしまうほどでした。
そんな私達が共通に理想としていた家は、台所と生活空間が繋がっていて茶の間にいれば家族皆が繋がれる家でした。昔の一軒家はそういう家が多かったと思います。
よく「友達がたくさん遊びに来てくれる家を作りたい」とコメントが載っている雑誌を目にしますが、財政的に余裕がない我が家は稀に来る友人よりも普段生活する家族の為だけの家を作りたいと思ったのです。
そして昔ながらの普通の家が12年経った今でも「飽きない家」として家族全員が大事にし、逆に家が家族を守ってくれています。